ネットオークションって不用品を処分するには凄く便利ですよね。
○ン○ンダウンとか○ードオフに持っていっても二束三文にしかなりませんが、ヤフオクで売ればそこそこの値がつくこともよくあります。
しかしオークションサイトを見ていると「これじゃあ売れないだろうな…」と感じる出品を良く見かけます。
IDを見ると、ほとんどが取引件数の少ない初心者に多いです。
ほんのちょっと気をつけるだけで、どんどん入札がくる出品の仕方をお伝えします。
事前に相場価格を調べる
まず、出品する品物の落札相場を調べます。
ヤフオクのサイトに行って、出品するアイテム、商品名などを入力します。
現在出品中の検索結果が出たら、その上に「落札相場を調べる」というリンクをクリックすると、最近の相場価格(落札価格)を見ることができます。
相場価格が5000円以上ついていればまず落札されるので、あとは最低価格をいくらに設定するか、です。
思い切って1円スタートにする
僕は相場価格を見て売れる確信があれば、大体は入札開始価格を1円に設定します。
そのほうが断然売れやすいからです。
以前、新品でノートPC(購入価格12万円)を購入したのですが、やっぱりMacが欲しくてヤフオクに出品しました。
開封して一度電源を入れただけで初期設定すらしていなかったのですが、それでも一度梱包を開封してしまったので購入価格の2/3程度、8万ぐらいで売れてくれたら御の字と思い1円でスタートしました。
ほぼ新品の最新ノートPCが1円ですから、入札件数がどんどん上がって、結局12万円、買ったときと同じ値段で売れたのです。
同じ機種を業者が即決価格12万円で出ていましたが、そちらは1件の入札が無いのにです。
業者は仕入れ値を下回って売ることが出来ないので、どうしても最低落札価格=市価になってしまいます。
一方、オークションで買いたい人は市価より安く買いたいと思っている人がほとんどです。市価でいいなら量販店やアマゾンで買いますからね。
でもヤフオクを除いてみれば、ほとんどが業者販売(SHOPマーク)でさほど安くありません。
そんななかで光るのが、素人出品で入札件数が付いているオークションなわけです。
あなたも中古品を探すとしたら、できれば業者よりも価格が安い素人出品を狙いますよね?その心理を突く訳です。
「でも1円スタートだと1円で落札されちゃったらどうしよう」と思ってしまうかもしれませんが、それは全くの杞憂です。
そのために落札相場を見て、いくらぐらいで売れそうかアタリをつけるわけです。
そこで自分の売りたい価格と落札相場にあまり乖離が無ければ、1円で落札されてしまうことはまずありません。
人は入札件数の多いオークションに注目しますし、入札件数の多いオークションは大体、落札相場近くに収束します。
一番やってはいけないのは、落札相場に合わせて最低落札価格を設定してしまうこと。
例えば、新品購入時に12万もした有名ブランドの革ジャンの落札相場が2万円前後だったとします。
購入金額や品物に思い入れがあったとしても、最低落札価格が15,000円とか18,000円とか付いていたら、よほどの人気商品でない限り入札されません。
人は中古品にいきなり1万円以上の値を付けるには相当の勇気が必要だからです。
それよりは、安い価格から値が吊り上がり、入札件数が数十件で現在価格15,000であれば「多くの人が入札しているんだから」と思って15,100で入札するものです。
つまり、最初の入札者が15,000で入札するより、入札件数が数十件のところに15,100で入札するほうがはるかにハードルが低いのです。
だから、最低入札価格を低くして入札件数を増やさないと高い値段で売れないわけです。
写真は素人っぽいほうが注目される
商品の写真を、カメラが下手だから…と言ってメーカーサイトの写真を使っている人も見かけますが、これはダメです。
例え新品でも、自身のデジカメで撮影した写真を掲載すべきです。
なぜなら、入札者はメーカーの商品画像よりも「現在の商品の状態を知りたい」のです。
だから極端にピンボケとか手ぶれとかしていなければ、写真が下手でもいいのです。
むしろそういう写真のほうが、業者が出品している同じ商品と差別化できるので都合がいいです。
オークションで中古品を探している人は、業者に消費税払って買うよりも素人出品のほうが安く買えるからです。
普通の人は、素性の知らないショップに消費税まで払って中古品を買いたくないのです。
オークション終了時間を週末の夜にする
オークションの醍醐味は、終了間際の10分間です。
本当にその商品を欲しい人が秒単位でせめぎ合うのは画面を通じてドキドキしますよね。
なので多くの人が入札に参加しやすいように、終了時間を金曜の夜や土日の夜に設定すると値が吊り上がりやすくなります。
まとめ
・最低落札価格を思い切って1円にする。
(最低落札価格を落札相場価格にしない)
・写真は下手でも自分で撮る。
・オークション終了時間は週末の夜にする。
これを徹底することで売れ残ることはかなり少なくなります。
時には競り合いで落札相場より高くうれるときがあるので、ぜひ試してみてください。
番外編:もっと手っ取り早く売りたい人は
オークション形式がまどろっこしい人は、売り手側の値段で買う人をマッチングするメルカリが便利です。
ヤフオクのように出品するのにプレミアム会員(462円/月)になる必要がないので、指値で売りたい人に向いています。
成約時に販売手数料が10%かかりますが、ヤフオクでも落札手数料が8.64%かかるのでYahoo!プレミアム会員の費用が不要な分メルカリのほうが販売コストが少なく済みます。
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