なんで食べ物に金粉入れるの?


以前から不思議に思っている風習に「金粉・金箔を食品に入れる」というのがあります。

あれは一体何のために入れるんでしょうかね?

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そもそも金って体に有害じゃないの?

金は科学的に安定している物質で、食べても体内に取り込まれることなく体外に排出されます。無味無臭で健康に影響しない物質です。

昔のヨーロッパでは薬用として使われていた歴史がありますが、現在では体に全く影響無いことがわかっています。

ちなみに工業用の金には加工をしやすくするために銅が混入されているものがあり、こちらは食用には使えません。

従って現在、食用に金粉や金箔が使われるのは、単に見た目を華やかにするためのものであると言えます。

金を使って食品を飾る意味は?

高級料亭やレストランで出される料理の中には、料理の華やかさを出すために金粉や金箔をかけて提供される場合がありますが、これって何を意図しているのか私には全くわかりません。

確かに見た目はキラキラして華やかになりますが、だからと言って料理が美味しそうに見えるかといえば疑問です。

普通、人間が食欲がそそられるのは料理の色や見た目ですが、それは素材の色、調理による焼き色や照りなど、あくまでも通常の調理技法や素材で表現されるべきものであって、わざわざ金色や銀色できらびやかにしても食欲がわかないのです。

普通の食材や調理方法で出ない色がお皿に乗っていても、食欲がそそらないしあまりうれしくありません。

また、よく日本酒の中に金粉が入っているものも見かけます。

あれも同じように、体に害は無いのでしょうが、見た目を煌びやかにするためだけに金粉を入れて何が嬉しいのかさっぱりわかりません。

そもそも日本酒って、雑味やえぐみを極限まで抑えるのに職人が日々苦労しているんじゃなかったでしたっけ?なのに最後の最後に、いくら無味無臭とは言え、見た目の華やかさを出すためだけに金粉を入れるって、なんか矛盾しているように思います。

成金趣味の成れの果て

「金=高価」というイメージから、それを食べるとなんかよくわからないがご利益がありそうだという単純な思考から来ているのではないでしょうか。

なんかそれって、かなり趣味の悪い成金趣味に思えて仕方ありません。

戦時中の船成金が、料亭の下足場でお札を燃やして明るく照らす有名な風刺画がありますが、やってることはこれとあまり変わらないように思うのです。

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結局、何がもやもやしているのか考えてみると、金を飾って食べることも、お金を燃やすことも、本来の使い方と違う使い方をしているところが成金趣味に感じてしまいます。

料理を金で飾る感覚と、その料理を喜んで食べる感覚は、どちらも成金趣味的でどうにも好きになれないのです。