CASIO EX-WORD XD-Y4800を買ってみた、最近の電子辞書って凄すぎ


中学生の娘が電子辞書を欲しいと言う。

今の時代、スマホがあれば大抵の調べ事なんて済むと思っていたけど、娘の中学はスマホ持ち込み禁止だし、高校でも授業中はスマホ禁止なので(当然か)電子辞書が必須らしい。

ということで、今の電子辞書市場がどうなっているのか?お買い得なメーカー、機種にはどんなものがあるのか調べてみた。

今の電子辞書の勢力図

ネットで調べるのもいいんだけど、注意して見ないと数年前の話だったり古い機種の話だったりするので、今現在の販売トレンドを見るには量販店に行ってみるのが手っ取り早くて確実だ。

で、近所の量販店言ってみると現在のトレンドが一目瞭然。

今の電子辞書界はカシオとシャープが2強で、その中でもカシオのEX-WORDシリーズが群を抜いている。

売り場面積的にもカシオが7割、残りがシャープという感じ。

スマホの登場で電子辞書の市場自体が縮小してしまったものの、中学高校などの学生市場で生き残っている。

進学塾や予備校でもEX-WORDを押しているらしい。

個人的にはもう少しシャープに頑張ってほしいところだが、ホンハイ資本下で経営再建中のシャープが、電子辞書市場にテコ入れするかといえば…難しいだろうな。

電子辞書のターゲット層は?

電子辞書には大まかに「小学生向け」「中学生向け」「高校生向け」「大学生専門分野向け」に分かれるが、各社一番力を入れているのが「高校生向け」だ。

なぜなら今の高校生はスマホを持ち込むことは出来ても、当然ながら授業中はスマホ禁止が普通なので調べものするのに電子辞書が欠かせない。

ほとんどの高校では入学時に電子辞書の購入を薦めているし、もっていなければ入学時に団体割引価格で販売斡旋するところがほとんどだ。

つまりメーカーは高校生向けの電子辞書を作ればある程度の市場が見込める。

と言ってしまうと嫌らしい話になってしまうが、生徒の側にしてみればあのクソ重い英和辞書や国語辞典を持ち歩かなくていいのだから使わない理由は無い。

ということで、カシオのEX-WORD XD-Y4800を購入してみた

てっきり中学生だから中学生向けモデルがいいのかと思ったらどうもそうではないらしい。

中学生向けのモデルは中学受験する小学生が使ってもいいし、高校生向けのモデルは中学生が使ってもいいらしい。

よく考えてみれば、自分も英和辞書や和英辞書なんて中学から一般の辞書を使っていたし広辞苑も普通に使っていたのだから、そうなのかもしれない。

「中学生モデル」「高校生モデル」というのは、中学や高校での学習を念頭に置いた辞書構成にしてあるというだけで、進学塾などで先取り授業をしているのであれば上位モデルを使っても問題無さそうだ、ということがわかってきた。

ということで高校生モデルのCASIO XD-Y4800を購入することに。2016年のモデルだけど、先月発売された2017年モデルと大差ないので安い方で。

この上位モデルに主に英語系辞書が追加されているXD-Y4900という難関大志望の高校生モデルがあるが、中学生が使うのであればそこまでの機能は必要ないと思う。

というか高校生でもスタンダードモデルのXD-Y4800で十分難関大(の英語)に対応していると思うが、そこは何か大人の力学が働いているのかもしれない。予備校とタイアップしてたりとか….いやよく知らないけど。

収録辞書数がとんでもないことになっている

まず、英和辞典だけで4種類

1.ウィスダム英和辞典
2.オーレックス英和辞典
3.ジーニアス英和辞典
4.ベーシックジーニアス英和辞典

和英辞典が3種類

5.ウィスダム和英辞典
6.オーレックス和英辞典
7.ジーニアス和英辞典

英英辞典が1種類

8.オックスフォード現代英英辞典

の8種類が収録されている。

それ以外にも広辞苑、国語辞典、古語辞典、漢字辞典など7種類、他にも数学、理科、地歴、公民など6教科14科目に対応している。

しかも英語は特に厚く、NHKの英語コンテンツである「リトルチャロ」の動画が全50話が2編(全100話分)、NHKラジオ英会話、NHKラジオ基礎英語1、NHKラジオ基礎英語2、NHKラジオ基礎英語3がそれぞれ1年分収録されている。

それぞれ1年分ですよ。フラッシュメモリ低価格化の恩恵がこんなところにも見て取れる。

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それ以外にもリスニング系コンテンツや音声認識による発音チェックなど、これでもかというぐらいコンテンツが入っている。

特に発音チェックするコンテンツなどはスマホアプリでもほとんど見かけないので、これだけでも価値がある。

とにかくXD-Y4800は全部で170コンテンツ収録されており、これらのコンテンツをすべて使いこなすことは恐らく無理だろう。そのぐらい充実している。

意外と使いやすい電子辞書

正直、スマホ時代の今になって「電子辞書なんて」と思っていたけど、実際使ってみるとその使いやすさに感動すら覚える。

強力な検索機能

まず、電子辞書を開ければ自動的に電源ONになり、見出し語に調べたい言葉をいれれば収録されている辞書を横断的に検索して表示してくれる

これは電子辞書では当たり前の機能であるが、改めて使ってみるとその便利さに感動する。

仮にこれをスマホでやろうとすると、英和辞典であれば英和アプリ、和英辞典であれば和英アプリを起動しなければならない。これは意外と手間だったりする。

というか、そもそもスマホアプリには複数の辞書を横断的に検索する機能が無い。

検索エンジン上で調べれば辞書横断的な調べ方も出来るが、検索結果の上位に必ず自分の欲しい回答があるとは限らない上に、地下鉄などの電波の悪いところや通勤時間帯などのネットに繋がりづらい時間には調べられないときがある。

外国語の初級編が充実

英語以外にも旅先で役立つ会話集が、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語、タイ語、ロシア語、ポルトガル語、フィリピン語、トルコ語、ベトナム語、インドネシア語、マレーシア語、台湾語、など15カ国語分用意してあり、海外旅行に行く際に簡易的に現地を覚えるのに便利である。

電子辞書1台に15カ国分入っているのには驚いた。

百科事典が収録されている

日本大百科全書、ブリタニカ百科事典、ナショナルジオグラフィックビジュアル大世界史、化学大百科など、百科事典系が収録されているので、世の中の地理、歴史、事象など、大抵の内容についてはこれで調べられる。

特に新聞やニュースなどで目にする新しい科学技術のキーワードの触りを調べる程度なら十分に用が足りる。

また、暇なときに百科事典やナショジオのグラフィック大世界史を眺めるだけでも意外と面白い。

自分がまだ小学生の低学年だったころ、兄が買ってもらって埃をかぶっていた百科事典を引っ張り出しては眺めている時間が大好きだった。

どんな言葉でも索引で調べればひっかかったので、子供心にも「世の中の事象がすべてここに書かれているのでは?」と本気で思ったものだ。

本のように眺めることは出来ないが年代別に事象が一覧で見られるので、その一覧を見ながら「ん、ノルマンディー上陸作戦ってなんだっけ?」なんて読んでいると子供の頃のワクワク感が蘇ってくる。

最近は中学受験用でも使われているらしい

知り合いのお子さんが中学受験を目指していて、その家庭でもEX-WORDの高校生モデルを使っているそうな。

さすがに小学生に高校生モデルはどうなのよ?と思ったけど、その人曰く、中学受験を目指すレベルだと広辞苑や国語辞典の説明文は大体読めるのだそうだ。

多少わからない言葉があっても、読み方がわかれば更に調べられるし、読み方がわからなければ手書き入力で漢字から検索できるので高校生モデルでもあまり不自由しないらしい。

いずれ中学に入ったら(受験するんだから難関私立中に行くんだろうね)高校生モデルの電子辞書を買うのだから、今から買ってもいいと思う、というのがその方の考えだった。まぁそういう考えもアリだと思う。

まとめ

結局わが家は中学生が使う電子辞書としてカシオEX-WORDの高校生モデルを購入した。

中学生に高校生モデルはちょっとハードルが高いのかな?とも思ったが、語句調べと英単語調べがメインなのであまり難易度は感じないようだ。

確かに高校生モデルではセンター試験までの教科に対応しているので、それだけを見れば中学生が使うのにはどうなの?と思うが、そもそも電子辞書はメインのテキストとして使うものではなく、あくまでも学習の補助的な位置付けとして使うツールなので、そこはあまり深く考えなくてもいいと思う。

例えば、数学系のコンテンツで「高校数学公式集」があるけど、別に公式だけ暗記する使い方もしないだろうし演習問題解くときにちょっと見られれば便利かな、と言う程度だと思う。

例えてみると、カーナビにウェブブラウザや電卓が付いていてもまぁ何かの役に立つかもしれないが、それが無いと不便かと言えばそんなことはない、みたいな感じ。

ただ、英語の学習コンテンツが非常に充実していることに驚いた。

社会人でこれから英語をやり直す人は、あれこれテキストを買い漁るよりは、この電子辞書1台で単語、熟語、リスニング、発音チェック、TOEIC、英検対策までできる。

自分のレベルに合うリスニングコンテンツってネットから拾おうとすると意外と見つからなかったりするのだが、このEX-WORDにはNHKラジオ英会話の基礎英語が合計3年分が収録されているので、テキストさえ買えばラジオ放送を待たずして好きなときに学習できるのが素晴らしい。

「高校生モデル」と銘打ってるけど、英語をやり直したい社会人もターゲットに入っているようなコンテンツ構成だと思う。

一応、最新版が欲しい人のために2017年モデルXD-G4800のリンクも貼っておきます。

機能的には2017年モデルは電子辞書を立て向きにしても使えるようになったぐらい。

後は収録コンテンツが130→150に増えているが、130コンテンツでお腹一杯なのにさらに20追加されてもなぁ、という感じなのでコンテンツ数が多いからいい、というものでもない。

今だったら2017年モデルがリリースされて値下がりしている2016年モデルXD-Y4800がコストパフォーマンスが高いと思う。