【Jabra Elite 85t】3ヶ月使用してみた感想


2月にJabra Elite 85tを購入して3ヶ月。

通勤時の音楽、Youtubeや仕事のWebミーティングなど、ほぼ毎日使ってみた感想をつづってみたい。

結論から言うと、購入して大満足なTWSイヤホンだ。

3ヶ月つかってみてわかったいいところ

最初のレビューと被るところも多いが、実際に使い倒してみて良かったところを挙げてみたい。

音質

Jabra 85tの12mmドライバーはTWSイヤホンの中でも大型の部類に入る。

SONYのWF-1000MX3は6mm、TechnicsのEAH-AW70Wでも10mmだ。

「ドライバー径」とは、簡単に言えばスピーカーの直径である。スピーカー径が大きければ大きいほど表現できる音の幅が広くなるというのは、オーディオに詳しくない人でも感覚的に理解できるかと思う。イヤホンよりもヘッドホン、ヘッドホンよりも据え置き型スピーカーのほうが音がいいのはそういうこと。

純粋に聞き比べれば、SONY WF-1000MX3のほうが音質は良い。

しかしJabra 85tの12mmドライバーはドラムやベースなどの重低音の表現力が深く「鳴り」の奥行きに余裕が感じられる。

完全イヤホンとは、小型化と音質という相反する機能を追求しなければならないデバイスだ。

小型化を追求すればドライバー径を小さくせざるを得ず、かと言って音質を良くするにはドライバー径を大きくするしかなく、この矛盾をどこで折り合いをつけて製品としてまとめ上げるのに各社苦労している。

純粋に音楽のみを楽しみたい、そのために音質は妥協したくない、というのであればJabraよりもSONYやTechnicsが選択肢になるが、それ以外の利点(後述)を合わせると、私はJabraが一番性能が高いと思う。

アクティブノイズキャンセリング

Jabra 85tのアクティブノイズキャンセリング(ANC)はかなり優秀だ。

もちろん、純粋にANCの性能を比べるとSONYのWF-1000XM3のほうに軍配が上がるが、その差はわずかである。

例えば、TVがついているリビングでJabra 85tのANCをONにするとTVの音は完全には消えないが、TVの音声を聞き取ることは難しい。

「何か言ってるのはわかるが、何を言っているのかまではわからない」という感じ。

ただそれはイヤホンが”ANC”モードであることが装着者がわかっている状態で感じる「差」であり、実際に使用するときは”ANC”だけを使うことは少ない。

どういうことかというと、例えばイヤホンを使うときは、”ANC + 音楽”とか”ANC + 動画鑑賞”といったように、ANC状態で「何かに集中」するという使い方になるが、ANC状態で動画に集中していると室内の他の音はほぼ聞こえなくなる。

家族に話しかけられても全然気付かないぐらいに外部の音が聞こえない。

意図的に無視しているのかと思われて怒られたぐらい聞こえない。

当初かすかに聞こえていたリビングのTV音は、音楽や動画視聴に集中することで不要な外部音を脳がカットしてしまい、外部の音が聞こえなくなるのだ。

ANC性能だけを見れば、

1位:SONY WF-1000MX
2位:Jabra Elite 85t
3位:Technics EAH-AW70W

であるが(個人的主観)、その差はそれほど大きく無い。なぜならどのイヤホンも動画視聴や読書にちょっと集中すれば気にならなくなる程度まで外部音を抑え込んでくれるからだ。

現在、アクティブノイズキャンセル機能は各社しのぎを削っている状態であり、1万円を切る製品にもANC機能が搭載されたものが出始めている。

これは、Qualcomm社がノイズキャンセル機能をSoC化(チップ化)して普通の電機メーカーでも購入できるようになった恩恵で、安価にノイズキャンセル機能を搭載できるようになったからだ。

しかしSONY、Technics、Panasonic, JBL, BOSEなどのトップメーカーは、独自でノイキャン回路を研究開発しており、市販チップでは到底これらのメーカーに並ぶ性能は出せない。

通話性能

この性能は現時点ではJabra Elite 85tがぶっちぎりで他社を引き離している。SONYもTechnicsもかなわない。

まず使って驚いたのは、声を張らなくても全然通話できること。

一般的に耳掛け式のBluetoothワイヤレスイヤホン(よくトラックドライバーや運送屋さんが使っている片耳式のやつ)は口から離れているせいか、ある程度声を張らないと音を拾ってくれないものが多い。

しかしJabra 85tは、全く普通の音量で話をしてもしっかりとマイクが音声を拾ってくれる。

なんならつぶやき気味の声でも拾ってくれる。

この3ヶ月、Webミーティングを40~50回程度こなしてきたが、声が小さいとか聞き取りづらいと言われたことは一度も無かった。

ちなみに私は地声が低いので、普通の会議では声を張り気味にしないといけないのだが、Webミーティングではそんなことをしなくても全然OKである。

また、一般的なイヤホンマイクでは自分の声はイヤホンに入ってこないが、Jabra 85tは側音(自分の話し声)もスピーカー側にフィードバックされるので実に自然に会話ができる。

Jabraのマイク性能は他のレビューブログ、レビュー動画でも軒並み高評価なのが頷ける。

私はWebミーティングでの通話性能を重視していたので、いくらSONYが音質・ANC性能が良くても購入にまでは至らなかった。

この点もJabra 85tで満足している点である。

ケースの大きさ

当初はSONYのWF-1000MX3を購入しようと考えていたのだが、一番気になったのは充電ケースの大きさである。

その点、Jabra Elite 85tは手のひらに収まるサイズながら、フル充電で25時間まで使える。

充電ケースの大きさは電池容量と比例するので、大容量にすれば使用時間を伸ばせるが、その代わり持ち運びづらくなる。

そもそもWF-1000MX3は本体もやや大きいので、充電ケース自体も大きくなってしまうのはある意味仕方が無いのかもしれない。

しかし毎日持ち歩くことを考えると本体ケースのサイズは馬鹿にできない。

マルチポイント接続

これは現時点ではJabra Elite 85tしか実現していない機能で、スマホやパソコンなど、複数の機器と同時に接続することができる機能である。

スマホで通話するときやパソコンでWeb会議するときなど、いちいち機器との接続をON/OFFさせる必要が無い。先に使ったほうがアクティブになる非常に便利な機能である。

とは言ってもこれから各社追従してくる機能だと思うので、近い将来はほとんどのTWSイヤホンはマルチポイント接続ができるようになるだろう。

物理ボタン最高

最後に、今のTWSイヤホンの操作部はタッチセンサーが主流であるが、Jabra 85tは「物理ボタン」を採用している。

タッチセンサーは不意に触っただけでも感知してしまい、気分良く聴いていた曲がスキップされたりして、それがとてもストレスだった。

押すとクリック感のあるタクトスイッチは、意識して押し込まない限り誤操作することはない。

使えば使うほどJabraがタッチセンサーではなく物理ボタンを採用したのかが理解できる。

Jabra Elite 85tのダメなところ

この3ヶ月使ってみて、機能や性能的な部分では特に不満が無い。

実に使いやすく、音楽鑑賞、通話、Webミーティングと日常生活にかかせないアイテムとなっている。

そんな中で、あえて不満なところを挙げてみればこんなところか。

ケース無いの汚れ

非常に汚い画像で申し訳ない。

使っていくうちに、充電ケースの窪みに白い汗染みのような汚れが出てくる。

最初は耳垢が付着しているのかと思い、耳掃除したり風呂上がりに綿棒で耳を掃除したりしていたが、どうも耳垢ではない。

どうもイヤーピースに付着した皮膚の脂が、充電ケースの内張(シリコン)に張り付いて出来た汚れのようだ。

ウェットティッシュで拭けば落ちるのだが、そもそもこの部分はシリコンにしなくても普通にモールド(プラスチック)で仕上げれば掃除も楽なのに、と思う。

まぁ自分が使うモノだし、普通イヤホンは他人に貸さないからまぁいいかな、と。

ただ、できれば次機種では改善して欲しいところ。

トータルバランスに優れたJabra 85tはリモートワーカーにオススメ!

3ヶ月使ってみて思ったのは、個々の性能の良し悪しはあるものの、総合力ではANCイヤホンの中では間違いなくトップレベルである。

特に通話性能は素晴らしく、Web会議のみならず最近はスマホ通話でも多用している。

街中でも声をそんなに張らなくても装着者の声をしっかり拾ってくれるマイク性能は、現時点ではANC付きTWSイヤホンの中ではNo.1だろう。

ノイキャン付き完全イヤホンは安くない価格帯のデバイスなのでついベストのモノを探そうとしてしまうが、調べれば調べるほど個々の機能差が気になって中々購入に踏み切れなくなってしまう。

ANCイヤホンは日進月歩である。

そのときにベストのものを買っても、1年後にはそれを上回る製品がすぐに出てくるのだから、欲しいときにベストなモノを買ったほうが結果的に幸せだと思う。

 

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