今季のユニクロのワークシャツの出来がかなりよい。
カバーオール風にも使える丈なので春先に重宝しそう。2,990円也。相変わらずリーズナブルである。
がしかし、なんか今一つ物足りない。
イマドキな男子がキレイ目に着るのならこれでもいいが、もう少し男臭さが欲しい。
そう、ミリタリー感が足りない。
ユニクロのワークシャツ(オリーブ)を1回洗濯したところ。
ミリタリー臭が足りないからと言って腕に部隊章や国旗を付けてしまうと逆に軍隊感が出過ぎてしまう。
なので今回はネームテープでカスタムしてみる。
ワークシャツをカスタマイズしてミリタリーシャツに
ネームテープとは1インチ幅のコットンテープで、これをポケットの上に縫い付ける。
「綾テープ」とか「ヘリンボーンテープ」という名前で手芸用品店で売っている。
関東であればユザワヤに行けば大抵置いてある。1mで300円程度。10cm単位で切り売りしてくれるので50cmほど購入。150円也。
個人的には25mm幅のテープをオススメする。
なぜなら、米軍放出品のファティーグジャケットなどはほとんど1インチ幅(1インチ=25.4mm)のネームテープが付いているので、ミリタリーシャツといえばあのイメージなのだ。
だから20mm幅だとちょっと細すぎるし、30mm幅だと太すぎてバランス的によろしくない。
今回は同色系にしてみたが、ベージュ系やブラウン系のテープでもアクセントになっていいと思う。
ポケット幅にカットしたネームテープを乗せてみたところ。
適度なミリタリー臭が漂ってくる。
しかも同色系なので遠目にはさほどテープが主張していないところがいい。
このテープはポリエステルが入っているので、端をライターで炙るとほつれ止めができる。
ミシンが得意な人であれば端までキッチリ縫えるので切りっぱなしでも問題無いと思う。逆にそのほうが洗濯するうちにテープの端が程よく古着感が出ていいかもしれない。
これをミシンで縫い付けていく。
糸はシャッペスパンの60番。色は同系のオリーブで合わせた。
ユザワヤの店員さんに聞いたらこのテープには30番ぐらいの糸を使うらしいが、多分こういうコットンテープはカバンの取っ手に使うのがほとんどなので太目の糸をすすめたのだろう。
でもシャツに縫い付けるだけなので、手持ちの60番で間に合わせることにした。
ミシンで縫い付けた後の画像。
よく見ると縫い目が曲がっていたり端からの縫い代が一定じゃなかったりするが、遠目には全く分からない。
この距離で見ても縫製ラインが曲がっていることはわからないので、ミシン初心者でも大丈夫だ。
裏はこんな感じ。結構いい感じに仕上がったと思う。(自画自賛)
写真では片側だけ縫い付けたが、両ポケット上に入れてもいいかと思う。
かかった費用と手間
材料代150円、作業時間1時間ほどで完成。
写真撮ったり、ミシンのセッティングに手間取ったりしたので1時間ぐらいかかったが、慣れてる人ならものの5分もかからないだろう。
たったこれだけの作業で2,990円のワークシャツがセレクトショップの1万円のミリタリーシャツに負けないぐらいにアップグレードできるし、ユニ被りも避けられる。
ミシンが得意じゃない人は彼女や奥さんにお願いするのもいいかもしれない。
僕も今回のカスタムを思い立ったのはいいけど、いつもミシンを使っているわけじゃないので使い方をすっかり忘れていた。
でもそんな僕でもミシンの説明書を見ながら糸をかけて、写真撮りつつ1時間ぐらいでできたので、初めての人でもぜひ挑戦してみて欲しい。
ミシンが使えると、裾上げの待ち時間が面倒だったらそのまま買って帰れるし、ネットでパンツを買う時もレングスを心配しながらオーダーしなくてもいいので買い物の自由度が上がる。
ミシンは魚のおろし方と似ている。
裾上げも三枚おろしもやったことが無い人には途方もなく難しいように感じるが、やってみれば思っていたほど難しくない。しかもやればやればやっただけ上手くなる。
関連記事:
>>ユニクロのオックスフォードシャツの着丈を自分で詰めてみた
2/25:追記
先日、ふとGUに立ち寄ってみたら、このエントリで紹介したようなカスタマイズが施されたミリタリーシャツが売られていた。
色はこちらのほうがくすんだオリーブ色で、どちらかと言えばカーキに近い。
今流行りのビッグサイズなので、シャツというよりカバーオールのように使える。
造りや縫製は良くも悪くもGU品質。ネームテープの縫製は…自分でやったほうが綺麗かな。
とは言ってもくすんだ色味が好きな人や、最初からミリタリーテイストが出ている方が好きな人はこっちのほうがいいかも。1,990円也(税抜)
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