食べる量を減らすところから始めよう、と前回書きました。
どのくらい減らすと良いでしょうか?
答えは「ゆっくりよく噛んで食べて、腹八分目」です。
まず「ゆっくりよく噛む」ですが、意外と出来ていない人が多いです。
口に放り込んで数回噛んで味噌汁で流し込む、みたいな食事している方は結構多いのではないでしょうか?僕もかつてそうでした。(笑)
「ゆっくりよく噛む」は、よく「30回噛んで」と言われますが、イチイチ噛む回数なんて数えていられないと思います。
なので僕は「食べ物がグッチャグチャのドロドロになるまで」噛むようにしています。(笑)
噛む回数が多くなると食べる時間が長くなり、満腹中枢が刺激されることで少ない食事で早く満腹感を得られます。その流れを整理すると、
・よく噛む
↓
・食べる時間が長くなる
↓
・満腹中枢が刺激される
↓
・少ない食事で満腹感が得られる
です。
これは子供の食事を見ていると良くわかります。
子供ってよく食事しながら遊びますよね。(その度に叱られるんですが…)
遊んでる時間が長くなっちゃうと、大して食べていないのに「もうお腹いっぱい…」となってしまいます。
これって、遊びながら食べているうちに満腹中枢が刺激されてしまい、食べられなくなってしまうのです。
ダイエットの最大の敵は
「ゆっくりよく噛む」ことで満腹中枢を刺激する、ということは、少ない食事で満腹感を得ることなので、いわば脳をだます、という訳です。
つまりダイエットの最大の敵は「自分の脳」なのです。
決して「ついついケーキに手を出してしまう、オヤツを辞められない弱いあなた」が悪いのではないのです。
いつもよりも食事の量が少なければ、脳は自衛本能を働かせて「もっと食べたい」と指令を出します。あの手この手で食事するための指令を出します。
逆に、このときに脳をうまくだませられれば、つらく苦しいダイエットも比較的楽にしのげることが出来るのです。
「次は脳のだましかた」に続きます。
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