最近バラエティ番組を見ていると、番組制作に関わった人や制作著作を表示するエンドロールがやたら早く流れることがありませんか?もう早すぎて読めないぐらいなやつ。
読めないんだったら流す意味無いじゃん!と思ってしまうのですが、あれは一体何なのでしょうか?いろいろ調べてみても、そのものズバリな解説が見つかりません。
個人的な予想ですが、恐らく番組マーケティングの一環ではないかと。
一般的に視聴者は、エンドロールが始まると(番組が終わるので)チャンネルを変えると言われています。つまり、番組枠をギリギリまで使うためにエンドロールを極力後ろに持っていってるのです。
じゃあ、エンドロールなんて流さなければいいのでは?と思ってしまいますが、番組の著作権、制作責任を明示する必要があるため、それはそれで必要なのでしょう。
番組制作側の目的は、視聴者ができるだけ長くチャンネルを変えないこと、にあります。
そのための製作者側の努力、と考えれば涙ぐましいですが、視ている方としては突然、高速で流れるエンドロールを見せられ、思わず???と戸惑ってしまいますね。
過剰な企業名消し、通行者ボカシ
最近のバラエティを見ていると、過剰な企業名消しが目に余ります。
例えば、テーブルに置いてあるペットボトルの企業名やブランドをボカしたり、街を歩けば自動販売機や企業広告をこれでもか!とボカしています。
番組スポンサーに対する配慮というか、そうすることで広告枠の価値を高めることを狙っているのかもしれませんが、視聴者目線で言えば、視ていて見苦しいことこの上ない。
画面のあちこちが常にボケている画を見せらているのですから、そっちのほうが気になっちゃいます。それにその意図が見えてくると、スポンサーのCMも妙に白けてしまいますね。
通行人の顔ボカしもそう。
街中のロケで、画面に映り込んでくる通行人の顔をこれでもか!というぐらいにボカす番組も多いですね。
プライバシー保護の観点からなのでしょうが、過剰にボカすと思わず「犯罪現場への潜入ルポ?」と思ってしまいます。
地上波もかつてのように視聴率が稼げなくなってきたので、あの手この手で視聴者の興味を引き付ける手を打っています。
その努力自体は否定されるものではありませんが、制作された番組を見ると、視聴者のために行っていることが逆に視聴者に違和感を感じさせているような気がします。
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