会社近くにあるファミリーマート、通勤時に飲み物を買ったりとよく利用している。
ここにいるオバサン店員が、軽減税率に異様に執着する。
このオバサン店員がレジのときは、必ず
と聞かれる。
イートインを使うときは素直に「はい」と答える。すると当然、税率は10%だ。
しかし、他の店員のときは店内を利用するかどうかなんて聞かれないので、税率8%で精算される。
先日、たまたま軽減税率厳格オバサン店員のレジで税率10%で精算してイートインを使っていたところ、オバサン店員がツカツカと明らかに怒っている表情で入ってきて、ある一人のサラリーマンに怒鳴っていた。
あまりの怒り具合に何を言っているのか聞き取れない。
オバサン店員のあまりの怒り具合に圧倒されて、サラリーマンは
と食べかけのパンをもちながらスゴスゴと退出。
一瞬何が起こったのかわかりませんでしたが、どうやらかの若いサラリーマンは、購入したときはイートインを使うつもりがなかったけど買い物した後に気が変わってイートインを使っていたところを、厳格なオバサン店員に咎めららしい。
しかし、それしきのごとで烈火の如く怒鳴らなくてもいいのに。別に税務署に咎められたわけでもあるまいし。
これは、一時期ネットで話題になった、いわゆるイートイン脱税と呼ばれるものである。
正論と実態
オバサン店員の言わんとすることはわからなくもない。正論ではある。
店内飲食の場合は税率10%、持ち帰りの場合は8%と決められているのだから、事業主としてはしっかり守りたいのだろう。
しかし一方では、イートインを利用しようと申告して10%で会計を済ませたのに、イートインが満席で利用できなかった、というケースもある。
この場合、店側は2%分の差額を返金してくれるのだろうか?
答えはNoだ。
数百円の買い物の税率を10%から8%に計算し直すなんて、やってられない。
国税も、
という見解を示している。
そりゃそうだろう。
ここを厳格に運用したら、10%会計後にイートインが満席だったので8%にして欲しい、という要望を受け付けなければならなくなる。
昼時のコンビニでこれに対応しなければならなくなれば、コンビニのレジは長蛇の列になってしまう。
そのため、
・税率10%で購入後、気が変わって持ち帰りした場合でも差額を返金しなくてもよい
という運用が実態だろう。
個人的には軽減税率なんぞ作ったせいでこういった混乱が起きているわけで、全くもって公明党はいらないことをしてくれたものだと思う。
軽減税率が無ければ、一律10%課税なのでイートインは早い者勝ちで使えばいい。実に公平である。
あの店員に怒鳴られた若いサラリーマンは、カフェオレと菓子パン1個で、恐らく300円程度の買い物だったと思う。
8%課税で324円、10%課税で330円でその差は8円だ。
側で見ていた僕でさえモヤモヤするのに、当人はもっとモヤモヤしていただろう。
彼には同情を禁じ得ない。
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