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Pixel 6aを1週間使ってみて気づいた、ちょっと困ったところ


Zenfone5(ZE620KL)からPixel 6aに乗り換えて一週間。

性能には概ね満足しているが、細かいところで使い勝手が変わったせいか、戸惑うところがいくつかある。

人によっては乗り換えに躊躇する部分があるかも。

今回は、Pixel 6aを一週間使ってみて気づいた「ちょっと困ったところ」を書き出してみる。

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1週間使って気づいた、ちょっと困ったところ

1週間ほど使ってみて、Zenfone5で出来ていたことがPixel 6aでは出来ないことがいくつか見えてきた。

致命的ではないが、気になった点について挙げてみたい。

1.標準のランチャーだと未読数が表示できない

Pixel 6aには”Pixel Launcher”という標準のランチャーアプリがインストールされている。

ランチャーアプリとは、インストールされたアプリを一覧表示したり(ドロワー)、一覧表示の列×行の設定、アイコン形状、色など好みで設定できる、スマートホンの使いやすさを向上させるアプリ。

ZenfoneにはZenUIというランチャーアプリが標準で搭載されているため、Zenfoneユーザはランチャーアプリをほとんど意識せずに使っていると思う。

ところが、Pixel 6aに標準で搭載されているPixel Launcherは、メールアプリやSNSアプリに未読を知らせるドットは表示できるのだが、未読数は表示できない

ZenUIは標準で未読数表示まで対応していたので、Pixel 6aで未読数を表示できないことを知って少し戸惑った。

未読の有無は未読ドットで表示されればよい、という人であれば問題無いだろう。

なるべくスマホの操作感は過去機種から継承したいので、Nova Launcher Prime(有料アプリ:\499)を導入した。

今後どんなスマホに乗り換えるのかわからないが、Nova Launcher Primeを導入することで、今後機種が変わってもドロワーや設定を容易に移行できるようになる(といいな)。

2.通知LEDがない

Pixel 6aには通知LEDが無い。

Zenfone5は充電状態やメール着信などを通知してくれる「通知LED」(Notification LED)を装備していたが、Pixel 6aには通知LEDがない

僕の場合、メール着信などのお知らせが無くてもさほど困らないが、充電状態を知らせるLEDは欲しかったなと。

Zenfone5は、充電中だとオレンジ、満充電でグリーン表示するので、画面ロック解除しなくても充電状態がある程度わかるが、Pixel 6aだと一度画面タップして確認する必要がある。

とは言っても、画面タップ→ステータスバーを確認すればいいんだけど。

今時のAndroid機は通知LEDが無い機種のほうが多いようだ。

今は有機ELディスプレイ(OLED)を搭載する機種も多く、電力をあまり消費せずに画面に時計や端末状態をうっすら表示させることができるので、通知LEDは無くなる方向なのかもしれない。

3.右側面のボタン位置が特殊

普通のAndroid機の右側面ボタンは、上が音量ボタン、下に電源ボタンを配置しているのが一般的。

ところが、このPixelシリーズはなぜか上が電源ボタン、下が音量ボタン、という逆の配置になっていて、一週間経っても慣れない。

使い終わって画面をOFFしようとボタンを押すと、間違えて音量ダウンを押してしまう。

他のAndroid機からの乗換えを狙うなら、ボタン位置はマーケットに合わせたほうがいいと思うんだけどね。

次期Pixelで逆になることを祈ります。

4.指紋認証の精度

Pixel 6aの指紋認証は精度的にやや難あり、というレビューを多く見かける。

確かに、Zenfone5の背面指紋認証に比べると認証スピードはワンテンポ遅い感じがするが、個人的にはまぁ許容できる範囲ではないかと思う。

片手でもって親指で認証しようとすると、指の側面で認証することになって、その当たりどころによっては認証できないときがたまにある、といった感じ。

今後のアップデートで改善されることを期待する声が多いが、ハードウェアの能力だとするとこれが限界なのかも。

<2022/9/20追記>
2022年9月5日版のアップデートを適用したところ、指紋認証が気持ち改善した感じがします。

5.バッテリーの減りが結構早い

Pixel 6aは、朝100%で家を出て、電車の中で音楽を聴きながら15~20分ほどTwitterやウェブサイトを見ているだけで100% -> 90%に。(早くね?)

その後、オフィスで昼まで放置。その間にメールやLINE着信が10通ほどあって80% -> 70%に。

なんか体感的にZenfone5よりもバッテリー持ちが悪い感じがする。

Zenfone5のバッテリーは3,300mAhでPixel 6aは4,410mAhなので単純に並べて比較できないが、それでも容量が大きいPixel 6aでバッテリー消費が大きいというのはなんだかなぁ、というモヤモヤ感は否めない。

Pixel 6aはバッテリー持ちが売りのはずなんだけどね。

他の方のレビューを見ると、「Pixel 6よりもバッテリー持ちが悪い」といった報告もあり、同じGoogle Tensorなのになぜ?

「5Gがバッテリーを食っている」という意見も散見されたので、5GをOFFにしてバッテリー消費を試してみたいと思う。

<2022/9/20追記>
確かに、5GをOFFにするとバッテリー持ちが改善しました。5G対応エリアはまだ多くないので、優先ネットワークを「4G」にしても実質困ることはないと思います。
<2022/9/22追記>
2022年9月5日版のアップデートを適用したところ、優先ネットワークを「5G」にしても、バッテリー持ちが改善しました。

6.結構、熱くなる

CPUが高性能化したので、ある程度の発熱は仕方ないかなと思うが、思ったより発熱するなぁというのが率直な感想。

別に重たい処理をやらせているわけではなく、YoutubeやTikTokを視聴しているだけで結構な発熱。

Spigenのケースに入れているので、持てなくなるほどの熱は伝わってこないが、もしケース無しだとなかなか持つのはつらいかもしれない。

<2022/12/22追記>
なんかわからんが、最近は気になるほど熱くならなくなってきました。動画を1時間ほど見ていてもほんのり温かいぐらい。

7.bluetoothイヤホン接続中に着信があってもイヤホンに着信音が出ない

これはちょっと困ったというより、かなり困っている問題。

期待する動作は、Zenfone5でも出来ていた

・通常時の着信は本体バイブレーション
・BTイヤホン接続時は、本体バイブレーション+イヤホン側に着信音(本体は無音)

なのだが、Pixel 6aはどう設定しても

・通常時の着信は本体バイブレーション(これはOK)
・BTイヤホン接続時は、本体バイブレーション+イヤホン側が無音(本体は無音)

になってしまう。

僕はスマホで音楽を聴きながら作業することが多く、Pixel 6aで音楽を聴いていたら突然音楽が急に止まったので、何事かと思ったら電話着信だった…という感じ。

電話アプリが何か着信音を出そうとしているけど無音の再生(?)みたいな割込み方。

同じ設定でLINE通話の着信があると、イヤホンから着信音が出る(本体は無音)ので、明らかに電話アプリの問題だと思うのだが。

同様の問題で困っている人はいるみたいだが、ヤフー知恵袋でも相変わらずゴミみたいな回答しかついておらず、(現時点では)根本的な解決策は無いようだ。

ちなみにMacrodroid(マクロドロイド)という、Androidのマクロアプリを使うと出来ますよ、という情報がありますが、Android11以降ではアプリからバイブレーションON/OFF切替を直接制御できないので、Macrodroidの追加アプリ(apk)を直接インストールする必要があるみたいで、Androidやスマホに詳しくない人には難しいと思います。

Pixel 5やPixel 5aでは出来ていたみたいなので、ぜひPixel 6/6pro/6aでも対応していただきたい。

総合的な満足度の高い、ミドルハイクラス最強のスマホ

…と、いくつか困った点はあるが、ハイエンド機に近い処理性能を持ちながら価格は驚異の5万円台と、コスパ最強のミドルハイクラススマートホンだと思う。

感覚的には、7~8万円台で発売されていてもおかしくないぐらいの性能。

Zenfone8(Snapdragon 888 5G)より性能はやや落ちるが、価格はZenfone8 8GB/128GBが79,800円(発売当時)なのでPixel 6aはそれよりも25,000円も安く販売されている。

しかも近年まれに見る超円安で、iPhoneをはじめ、多くの海外製スマートホンは値上げしている中での53,900円は、ネット民に「価格がバグってる」と言わしめるほどのコスパ高いスマホである。

Pixel6a 端末単体をGoogleストアより安く買う
現在使っているスマホは2018年発売のZenfone5。ミドルハイクラスのスマートホンである。 SIMフリーで6.1インチというほどよい大きさ、価格とのバランスもよく非常に気に入っているモデルだが、購入から4年も経つと充電性能の劣化がひどく...

気になる点はいくつかあるが、今後のソフトウェアアップデートによる改善を期待したい。

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