ふと見かけたABLE CARRYのDaily Backpackが良さげに見えたので、思わず衝動買いしてしまった。
今まで使ってた”Wexley Urban backpack”
今までWexleyのUrban backpackを使っていたのだが、これはこれでコンパクトで使いやすいバックパックだったが、2年ほど使っていくうちに表面のラバーコーティングが剥げて見た目が古ぼけてきた。
まあ、これ自体は経年劣化として仕方ないとして、購入してからずーっと気に入らなかった点が、このハンドルだ。
Wexleyはベルギーのブランドで、ミニマムなデザインが素晴らしいのだが、そんな素晴らしいデザインが、なぜかこのハンドルだけが「取って付けた」ようなデザイン。
このハンドル、前に抱えて電車の座席に座ると顎に当たる。
顎で押し込んで曲げればいいのだが、毎回毎回そんな感じでうっとうしい。
実に惜しい。
まるで全体デザインが終わった後に
みたいに付けたようなハンドルである。実に残念だ。
それ以外は完璧なのに。
内容量は16Lだけど、PCとアクセサリ、ノートや書類少々ぐらいなので容量は必要十分だし、見た目がスッキリ、厚みが無いので、今まで使っていた通勤バックパックの自己評価では最高点である。
しかし、現在は残念ながらカタログ落ちしてしまい、Wexleyでは16Lサイズのものは無くなってしまった。
その上のサイズであるSTEM BACKPACK(20L)もデザイン的には悪くないのだが、やっぱりハンドルのデザインが気に入らなくて、ずっとモヤっていた。
ということでABLE CARRYのDaily Backpack
今すぐ買い替えなくてもいいけど、このまま表面のラバーコーディングの劣化が進めば、近い将来、買い換えが必要かなぁ、と思っていたところにABLE CARRYのバックパックが目に入ってきた。
デザインはパッと見、WEXLEYのSTEM BACKPACに似ているが、ハンドルのデザインがスタイリッシュである。
なんだかよくわからないけど「無重力感覚のA-Frame構造」という売り文句も凄そうだ。
家に帰って調べて見たら、ABLE CARRRYは香港発のバックパックブランドで、日本でもオッシュマンズやセレクトショップで取扱しているようだ。
もちろん直接サイトからの注文OKで、香港から国際宅配で送料無料(!)で届くらしい。
ということで、早速注文してみた。
注文後、ちょうど1週間で到着
今時は国内でも在庫アリなら3日もあれば届くのに、香港から発送なのでたっぷり1週間かかった。
でも、昔の通販的な、商品到着までの楽しみを味わえてそれはそれでよかった。
梱包箱も、中国製品にありがちな安いダンボールに透明ガムテープがベッタベタに貼られたものではなく、キレイな専用ダンボールに梱包されていた。
ウチの宛名を剥がしたので中央に剥がし跡があるが、Amazonの中華製品の梱包とは大違いだ。
unboxしてみると、高級製品にありがちな不織布の個装袋に入っていて驚いた。
到着後、14日間は返品可能で、使用後の返品もOKとのこと。
アメリカ式の「使っても気に入らなかったら返品OK」である。それほど製品に自信があるってことか。
商品サイトである程度見ていたので、ほぼ想像通りの商品である。
やはり一番のお気に入りポイントはハンドルデザインである。
バッグの上部ラウンドに沿った形にデザインされているハンドルは、バックパック全体のデザインを崩さす、しかも必要十分な機能を提供する。
INCASEもこんな感じのハンドルで個人的には好き。
背面部も硬さのあるウレタンなので、真夏でも蒸れにくい素材になっている。このあたりはWEXLEYと同様で評価高い。
太めのストラップ部にはラバー?っぽい素材でブランドのピスネームが入る。
バッグと同色文字で入れるあたりがさすが。
もしこれがブランド名がハッキリわかる白とか他の色で配色されていたらきっと買わなかっただろう。
外装はCORDURA素材で、強度的には全く問題無いが、この素材は衣服の細かい繊維が付着しやすい。
特に白い綿素材だと付着しやすいのだが、なぜか使用していくうちに付着しなくなる。
ちなみにこの表面素材がX-PACに変わったのがDaily Plusというモデルで、同じような容量なのに価格が1万以上跳ね上がる。
容量 | 素材 | 価格 | |
Daily Backpack | 20L | CORDURA | \23,100(税込) |
Daily Plus | 21L | X-PAC | \35,200(税込) |
Daily PlusはDaily Backpackの改良版であるが、容量はほとんど変わらないのにこの価格差(+12,100円)は大きい。
恐らくX-PACという素材が価格を押し上げているのだろう。
X-PACは、アメリカのDIMENSION-POLYANT社が開発した素材で、耐久性、防水性に優れた素材であり、特許使用料も含まれているため高いのだと思う。(レインウェアにゴアテックスが採用されていると途端に高くなる、みたいな感じ)
CORURAもアメリカのインビスタ社が開発した素材で、引裂強度がナイロンの7倍で撥水性能は備えているものの、防水性能は無い。
収納性能はどちらもほとんど変わらないが、防水性能にその価格差を出せるのであればDaily Plusでもいいかもしれない。
にしても、20Lのバックパックに35,200円か…(遠い目)
実際に使ってみて
A-Frameによる「無重力」は正直言い過ぎだと思うが、背負ってみると、手に持った時ほどの重さは感じないのは確かである。
ただ、昔流行ったようなストラップを長くしてお尻にかかるような背負い方をすると、A-Frameによる力分散の効果は全く無くなるので、バッグ底面が腰~やや腰下にかかるぐらいがベストだと思う。
今まで気に入らなかったハンドルがスタイリッシュになり、容量が16L(WEXLEY)から20Lに増えたのに厚みがそれほど大きくなっていないので、非常に満足している。
ABLE CARRYは香港メーカーが中国工場を使って製作しているとのことだが、中華製品にありがちな縫製の甘さだったり素材の変な臭いなど全く無く、品質的にかなり高い仕上がりだと思う。
ちなみに、私は弱小ブロガーでABLE CARRYから製品提供を一切受けていない。
この記事で紹介しているDaily Backpackも自腹で購入しているので、ABLE CARRYには忖度する必要がない。
なのでネガティブなところもいろいろ書こうと思っていたが、欠点らしい欠点があまりなくて困った。
強いて言えば、CORDURAに服の繊維というかホコリが付きやすいぐらいか。(それもホウキかブラシで払えば取れる)
気になった方は下にABLE CARRY(JP)のリンクを貼っておくのでどうぞ。アフィリエイトリンクではないでご安心を。
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