私の仕事はIT系のいわゆるフィールドアプリケーションエンジニア(FAE)がメインで、営業管理や一部開発業務も担当している。
まあ「何でも屋」みたいな感じで比較的自由にやらせてもらっている。
当然PCが無いと仕事にならないのだが、結構いろんな人に
と聞かれる。
そんなときは
と答える。
もちろん用途やケースでいろんな答えが本当はあるのだが、ビジネス用途のマルチユースなら「富士通、LIFEBOOKですよ」と答えている。
その理由を説明したい。
ちなみにこの記事は富士通LIFEBOOKのアフィリエイト記事ではない。あくまでもニュートラルな立ち位置での個人的感想である。
ビジネスモバイルPCとして富士通を推す理由
まず前提として、毎日持ち歩くような営業職、技術職が持つ「モバイルPC」をターゲットとしているので、その点はご注意願いたい。
1.軽い
LIFEBOOKはモバイルPCとしては圧倒的に軽い。
バッテリーが25Wモデルなら700g台、50Wモデルで800~900g台だ。
毎日持ち歩くなら電源アダプタ込みで1kg程度に収めたい。その要求を十分満足する。
NECのLavieも東芝のDynabookもソニーのVAIOも1kgを切るモバイルノートをラインナップしているが、800~900g台後半であるのと、軽量モバイルノートの選択肢が富士通に比べて少ないのがやや難点。
軽量設計に関しては富士通が一歩抜け出ている感じだ。
とは言え、100g程度の差であればさほど気にしなくてもよい。気になるのは200g差からだろう。
2.本体に装備している外部インターフェースの多さ
本当はこれが一番の理由である。
LIFEBOOKは昔から
という設計コンセプトだ。
HDMI出力、Ethernetポート、USBポート、SDカードスロットは全て本体に装備している。
最近は国内メーカーはこの流れに追従してきているが、HPなどはUSBマルチポートアダプタを介して行うタイプである。
確かに、こういう製品で外部インターフェースを外出しにすれば、ノートPC側にはUSBポートのみ実装すればいいので設計は楽になる。
しかし、これがなんでダメかというと、まずこのUSBマルチポートアダプタを常に持ち歩かなければならないのがダメ。
使っているとわかるが、オフィスや自宅で作業した後に客先に移動、といったケースはよくある。
その際、このUSBハブアダプタを忘れてしまうのだ。
客先で営業資料をHDMI出力するときに「あれ?もしかして忘れた?」と真っ青になるわけだ。
LIFEBOOKなら本体にHDMI出力があるので持ち忘れしようがない。これはかなり心強い。
それにもう一つ、このUSBマルチポートアダプタは意外とよく壊れるのだ。
一緒に同行する同僚や代理店がこのUSBマルチポートアダプタを忘れたり、客先で急に故障したケースを何度も見ている身としては、外部インターフェースを本体に標準装備しているのは、なによりの安心感がある。
ということで、個人的にはビジネスユースならこの一点で選択してもいいぐらいだ。
なので私は仕事で使うモバイルPCの選択肢にHPやMacbookは入らない。
3.メンテナンス性
LIFEBOOKのいいところは、裏蓋がネジ止めでユーザが開けられるところ。
もちろんネジにはネジロックが塗布されているので、メーカーとしては開けて欲しくない意図があるのは明白だ。
実際に裏蓋を開けて改造すると保証対象外になるのだが、最近のPCは5年程度では壊れないので、ハードウェア保証が過ぎても使う人は多いだろう。
僕も当初はハードウェア3年保証に入っていたが、それを過ぎた後にCPUファンの異音が大きくなり、自分で部品を探してDIYで交換した。
メーカー見積りだと25,000円の交換費用が、部品代2,500円で交換できた。
これがHPなどのメーカーだと、マザーボードにアクセスするために筐体を分解するのがメチャクチャ大変で、筐体の隙間にプラカードを差し込んで、内部の爪を一つ一つ起こしていく必要がある。
メーカー側の「ユーザーに絶対に開けて欲しくない」という意思を感じる作りになっている。
それを考えると、LIFEBOOKがネジ止めで作られているのは、DIYできるユーザにとってはメンテナンス製がこの上なくよいのだ。
たまに裏蓋をあけて、CPUファンや吸い込み口周りの綿ホコリを掃除するだけで、CPUファンの「持ち」が格段に変わる。
ただ最近はメモリ増設もできず、変えるとすればSSDの容量変更、CPUファン劣化による交換、バッテリー劣化による交換ぐらいだろう。
4.クーポンを利用すると格安で購入できる
もちろん最新モデルはそれなりの価格なのだが、富士通WEB MARTでは1世代前モデルも併売されているので、そういうモデルを狙うと比較的リーズナブルに購入できる。
そもそもPC性能はここ数年頭打ちで、2~3年前のモデルを購入してもパフォーマンス的には十分問題無い。
このブログだって2018年モデルのモバイルノートPCで書いているが、通常のオフィス作業(Excel, Word, PowerPoint)では全く問題がない。
それと、LIFEBOOKはいろんなレビューアーがアフィリエイトで割引クーポンコードを出している。
それを使うだけでいきなり2万円引きなので使わない手はないし、富士通WEB MARTサイトのトップページで
といったようなキャンペーン割引クーポンを出しているので、そういったクーポンを併用すると結構な割引になる。
先日、子供が大学進学でノートPCが必要となり、学生生協の勧めるNEC Lavieが売り切れだったので、生協モデルよりも若干スペックが高く、軽量なLIFEBOOKをかなり格安に購入することができた。
ビジネスノートでは富士通一強
個人的には、ビジネスノートでは富士通が一強だと思う。
軽量化を追い詰めるとなると、外部インターフェースはUSBハブアダプタに追い出して、本体側はUSBポートのみにしたいはずだ。
今やUSB-PDで給電もUSBでできるのだから、外部インターフェースを無くせばPC本体の設計自由度は上がる。
しかしそれをやらないのは、僕が上に書いたような「ビジネスマンが必要としていること」を第一に考えているからだろう。
重ねて言うが、この記事は富士通LIFEBOOKのアフィリエイト記事ではない。
NEC LAVIE, 東芝 Dynabook, 富士通 LIFEBOOK, HP Pavilion, SONY VAIO, IBM ThinkPad, Lenovo…と使ってきた結果、一番使いやすいのが富士通 LIFEBOOKだった。
もちろん、ビジネス用途でなければ評価も変わると思う。
動画編集や音楽系ならMacbookは第一選択肢になるだろう。
今回の私の記事は、あくまでもビジネスユース観点での話である。
LIFEBOOKには今後もUSBマルチポートアダプタ化せず、「外部インターフェースの本体装備」路線を突き進むことを期待する。
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