ユニクロのGジャンをセレクトショップに負けないような色落ちに挑戦する


最近のユニクロのデニムはすこぶる評判がいい。

セレクトショップの店員ですら、休日のコーディネートにはユニクロのセルビッジデニムをこっそり使っているというのだからその実力がうかがい知れる。

前回はそのユニクロのデニムジャケット(\3,990)をコインランドリーの乾燥機に掛けてワンサイズ小さくしてみたが、今回はセレクトショップのデニムジャケットに負けない色落ちを目指して加工してみようと思う。

デニムジャケットを簡単にサイズダウンする
またまたユニクロ系の話。 以前から評判だったユニクロのデニムジャケットを買ってみた。 いわゆる3rdモデルのベーシックな...

と言っても特殊なことをやるわけではなく、単に糊付けするだけだ。

なんでわざわざ糊付けするの?

デニムは単に着たり履いたりしても、全体的に色が落ちていくだけで色の変化が乏しい。せいぜい膝や腿(モモ)の色落ちが進むぐらい。

股や肘の部分に線が入ったように色が落ちることを「アタリがつく」というが、これは糊が付いたまま履き込むとでる色落ちだ。

そもそもデニムは労働者の作業着がその起源であり、昔のデニムは糊が付いたまま販売されていた。彼らはいちいち糊落としの洗濯なぞせずにそのまま着用して作業に従事していた。その結果、糊の(折れた)痕が他のモノに擦れて色落ちする。

イメージとしては、何度も選択した手ぬぐいをクシャクシャに丸めて広げてもすぐに元の形に戻るが、新聞紙を丸めた後に広げるとシワがいつまでも残る。その状態で他のモノに擦れると、新聞紙は折り目の部分からかすれていく。

つまり手ぬぐいのようなフニャフニャなものを、新聞紙のように硬くするのに洗濯糊を使うわけだ。そうするとこんな感じに色落ちしてくる。

ビンテージジーンズはその当時の色落ちの名残を残すものが重宝され現在に至っている。

現代のジーンズは一部を除いてほとんどが洗い加工されているので、糊が落ちている状態で販売されている。この状態ではいくら着込んでもビンテージジーンズのような風合いは出てこない。

そこで、後から糊付けしてアタリが付きやすいようにするのが今回の作業の狙いである。

糊付け加工に挑戦

せっかくメーカーがウォッシュ加工して販売しているものをわざわざ糊付けするという、知らない人にしてみたらアホみたいなことなのだが、ローコストでビンテージ加工ができるので今回挑戦してみた。

必要なもの

・洗濯糊

これだけ。

今回はカネヨノールという洗濯糊を使ってみる。大体どこのスーパーにも置いてあって750mlで130円程度で売っている。安い。

他にもハイクリーチとか色々あるが、正直ブランドの差がわからないので何でもいいと思う。

作業は糊がついても処理しやすいところで

洗濯糊が周囲に付くので、水場の近くでやらないと周りがガビガビになってしまう。

今回は浴槽の蓋の上で作業した。

できればお風呂のお湯が残っているときにやれば、作業後に蓋を余り湯に沈めて付着した洗濯糊を洗い流せるのでオススメ。

まずは一度洗濯する

糊付けは濡れた状態(脱水直後)で行うので、まずはGジャンを洗濯する。

色落ちが気になる人は裏返しにしたり、ネットに入れたり、手洗いして脱水だけ洗濯機でするなりしてください。

僕は全く気にしないので、そのまま洗濯機に放り込んでいつものように洗剤ぶっ込んでいつものように全自動で洗濯した。3,990円なので全く気にならない

裏返しにして糊をつけていく

脱水が終わったら糊付けをしていくが、今回の作業で一番大事なことは裏返しにすること。

そう、糊付けは生地の裏側にするのだ。

間違って表側に糊付けすると、表面が糊でコーティングされるのでヒゲやアタリが出なくなる

洗濯糊を直接生地(裏面)に塗っていく。

特にアタリを付けたい場所を中心に手で塗り込んでいく。肘の表裏、袖口、前身頃など表情を付けたい部分は丁寧に塗っていく。

それと襟は外側に塗ること。

外側というのは襟を立てたときに外側にくるほうで、首に当たる部分に塗ると固くなった糊が首の皮膚に当って痛くなるので注意。

糊の適量がよくわからないが均一に塗るのが難しいので適当に塗っていく

そもそもこの洗濯糊は水と希釈して使うものなのだが、原液で塗ってること自体が本来の用法とは違うので適当でいいでしょう。

今回は前回の乾燥機同様にLEE 101Jも糊付けしてみる。

糊付けが終わったらハンガーに掛けて干す

風通しのいいところに干すと3~4時間ぐらいで乾燥する。

予想通りというか、バッキバキになってしまった。何もしなくても自立するぐらい。

一度袖を通して折り目を付ける

糊付けが終わったデニムジャケットに袖を通して、腕を曲げたり体を動かして折り目を入れる。

着心地は超ゴワゴワ。もし紙で出来たジャケットがあったらこんな感じだろうと思わせるようなゴワゴワ感。

今後着込んでいくうちに、この折り目に沿って色が落ちていくことになる。

着込む頻度にもよるが、半年から1年ぐらいはこの状態で着込んでアタリを付けていく。

ユニクロデニムジャケットの糊付け加工のまとめ

今回は材料費、洗濯糊(ハイクリーチ)が130円のみでバッキバキの生デニムのような状態に加工できた。

この状態で着込んでどんな色落ちになるか?数ヶ月後にレポートします。

当然、糊付けしたジャケットはゴワゴワして着心地は悪い。冬にインナー代わりに使っても体にフィットしないからスキマ風が入ってくると思うが、色落ちと引き換えに我慢する。

本記事では効果を保証するものではありませんので、試される方は自己責任で。