現在、セブンイレブンのレジのほとんどは、客が決済方法を選択して支払いをするタイプに切り替わった。
・客が液晶に出てきた決済方法を選択
という流れ。
店員が現金を直接触らなくてもよいこの決済方法は、新型コロナの流行を機に一気に導入が進んだ。
導入が始まった当初は、今まで通りに店員が決済方法を聞いてくれるものだと思って待っていたら「そちらの画面でお支払い方法を選んでください」と言われ、慌てて選択するケースが頻発していた。
僕も当初は「お支払い方法はいかがされますか?」と聞かれるのを待っていたら、「お支払い方法を選んでください」と言われて「あ、あぁ..」となることが多かった。
今はすっかり慣れて、店員が商品のバーコードをスキャンしている間、液晶に支払い方法の選択画面が出るのを待っているぐらい体に染みこんでしまったが、先日、とあるセブンイレブンでだまし討ちにあってしまった。
初めて入るセブンイレブンで、レジで商品をスキャンしている間、液晶に支払い方法が表示されるのを待っていると、いつまで経っても表示されないのだ。
店員も何も言わないのでバーコードスキャンが終わって数秒間、微妙な空気が流れた。
そこで店員が
と聞くではないか。
と支払いとしたが、なんとも言えないモヤモヤ感が残る。
恐らくその店では、客に支払い方法を選ばせるレジではなく、店員が客の申告を聞いて入力するタイプのレジのようだった。
その店員は、いつもなら客のほうから「Suicaで」とか「PayPayで」といった申告があると思ったのだろう。
それが一向に出てこないので「お支払いはどうされますか?」と聞いたわけだ。
同じフランチャイズでも店舗によってレジ体験が異なるのは、ストレスとまではいかないが面食らう部分ではある。
コンビニの支払いは難しい
スマホを日常的に使い、キャッスレス決済を多様している人であれば、こういったイレギュラーなことがあっても、次回から対応することができるが、なんとかスマホ操作を覚えたお年寄りには中々ハードルが高いと思う。
例えば、ファミマやローソンでは、有人レジでは客がレジ操作することはないし、無人レジを増やして有人レジにかかるコストを下げようとしている。
一方、セブンは有人レジでも客に支払い操作をさせる「セミセルフレジ」が主流で、逆にフルセルフの無人レジは無い。
その上、セミセルフレジと完全有人レジが混在するので、お年寄りにとっては今やコンビニはコンビニエンスな場所ではないかもしれない。
まぁ、セミセルフレジが全店に導入されるまでの過渡期に起きたモヤモヤ感だと思うのだけど、なんか肩すかしを食らったような気がしたので書き残してみた。
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