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キラキラネームという名の都市伝説


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キラキラネームってありますよね。

マタニティハイなのかなんなのか、親がテンパっちゃってとんでもない名前を付けちゃうやつ。

別名DQNネームとも言われていますが、あれ信じてます?

僕は巷で言われているキラキラネームには結構ガセが混じっていると思っています。

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ソースを確認できない

キラキラネーム大賞となった”皇帝”(しいざぁ)や”黄熊”(ぷぅ)の出元を探してみても、まずソースにたどり着きません。

ほとんどが、ネットや雑誌で取り上げられた情報で、そこには情報ソースは書いてありません。

ネットの掲示板でもせいぜい

・友達の子供が通っている幼稚園にいるらしい。

とか

・ママ友の知り合いに「しいざあがいたって言う人」がいた。

とか、とにかく噂の域を出ないんですね。

たまに「本当にいるよ。知り合いの保育園にいるんだけど、でもプライバシーの観点から明かせない」というように、結局”プライバシー保護”を理由に煙に巻かれるわけです。

実在すると仮定してみる

では逆に「皇帝(しいざあ)」とか「黄熊(ぷぅ)」という名前の子がいると仮定してみます。

もし保育園、幼稚園、小学校に”皇帝”や”黄熊”がいたら、うっかりSNSに投稿する情弱パパママがいるはずです。

さすがに保育士や職員が外部に公表することは無いと思いますが、同じ保育園や幼稚園にいたら誰かがSNSやネット掲示板に漏らすと思うんです。

だってこんなにインパクトのある名前を見て、みんながみんな黙っているなんて考えられないでしょう。

口の軽い人や情弱なパパママジジババが外部に漏らしてもおかしくない。

なのに、こういった「うっかりSNS」にアップしたような話が一切見当たらないのは、普通に考えておかしくないですか?

「人の口に戸は立てられぬ」と昔から言われていますが、このキラキラネームに関しては一切かん口令が敷かれているなんて、今の日本では考えられないです。

「皇帝」「黄熊」といったキラキラネームが、都市伝説の域を出ない思う理由はそこなんです。

信憑性のある情報がどこにも無い

結局、このキラキラネームの出元について信憑性のある情報が全然無いんですよ。

出てくる情報といえば、全て噂の域を出ないものばかりで、一次情報に全く当たらない。

恐らく自治体の戸籍係や管轄官庁の法務省であればデータを持っていると思いますが、例え知っていても彼らが公表することは考えられません。

だからせいぜい

知り合いの市役所の人が、本当にいるって言ってた

というぐらいが関の山なんですね。

それこそ「信じるか信じないかはあなた次第」クラスの信憑性しかないわけです。

結局、バカな親を見て溜飲を下げたいだけなのでは?

で、こう思ったんです。

育児雑誌の特集に感化されたマタニティハイな親たちが「わが子には世界に一つだけの名前を」と難読漢字や強引な読み方の名前をつけるようになり、いつしか難読名のオンパレードとなってしまった。(本来はこういう名前をDQNネームとかキラキラネームと言っていた)

その中でも、いかにもな名前、例えばイメージで”海月”を「みつき」と読ませる名前など、親の教養が疑わしい(海月=クラゲと読む)事例が出てきて、メディアで紹介されたところ反響が大きかった。

ネットでも話題になってきて、それに乗っかる形でさもありそうなキラキラネームを誰かが投下した

結局これって、「あーあ、こんな名前付けるなんてどうしようもないバカ親だなww」と溜飲を下げたい人々の心にバシっとハマったんじゃないかと思うんです。

「こんなバカ親にはなりなくない」「ウチはこいつらと違って良かった」と思える人には、”しいざあ”や”ぷぅ”なんて名前は突っ込み放題なわけです。

ただ、こうやって溜飲を下げるのが悪いことかというとそうは思いません。

誰だって他人の失敗や不幸を喜ぶ邪悪な部分を心の底に持っており、だから昔から「他人の不幸は蜜の味」なんて言われているわけです。

むしろ、そこに付け込んでネタをぶっ込んでくるメディアのほうが問題だと思うんです。

特に名前なんて人の関心も高いし、実在するかどうかはプライバシーに関わるので(キラキラネームの)裏を取る必要も無いし、って考えると、雑誌のキラキラネーム特集はほとんどネットから拾ったクズネタだけで作ってるんじゃないかと思うのです。

…ということで、僕は”皇帝(しいざあ)”、”黄熊(ぷう)”、”泡姫(ありえる)”はネタで、実在しない名前だと考えます。

2017.08追記

”黄熊さん実在するんですよ…”というコメントを頂いたんですが、噂の域を出ないんですよね。

もし本当に実在する大学生であれば、あと数年で社会に出て来ると思います。

そうなると就職先や取引先で名刺を受け取った人の中にはtwitterでつぶやく人が出て来ると思うんですよ。

「”黄熊”(ぷう)さん、本当に居たんだ…」
「今日来た取引先の新人君が黄熊(ぷぅ)さんだったww」

みたいなツィートが出てくるのではないかと。そうなったら改めて追加記事を書きたいと思います。

でも社会生活し辛いだろうな。改名するかもね。
 

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もやもやっとする話
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老兵エンジニアの戯言

コメント

  1. まつ より:

    今東海大の学生に、本当に黄熊さんいるんですよ…
    自分もびっくりしました。

    • mick より:

      まつ さん

      コメントありがとうございます。
      本当にいるんですか!? ビックリですね!

      差し支えない範囲で、学年や名字など情報をいただけないでしょうか?
      もちろん個人が特定される内容についてはコメント・ブログ上で公表いたしませんので。
      僕が提起した「キラキラネームはほとんどが都市伝説」を覆す事実が確認できれば、追加記事を入れて訂正したいと思います。

      よろしくお願いします。

  2. まろみ より:

    一年も前の記事にコメントしてすみません。
    もうご存知かもしれないのですが
    「岡田 幻の銀侍」君です。
    https://www.youtube.com/watch?v=swB7mYmNTm0

    ピアノで割と有名な人のようで、
    ググれば割と出てきます。

    • mick より:

      まろみ さん

      コメントありがとうございます!

      凄い名前の人がいるんですね。ビックリしました。
      この方のように、珍しい名前だと何らかの形で露出があるのが普通だと思うんですよね。

      ただ、変わった名前だとは思いますが、黄熊や泡姫と違って普通に読めるのでDQNネームとは感じませんでした。

  3. 1GO より:

    巷で言われているキラキラネームには結構ガセが混じっている

    に共感したので検索してみましたが、それっぽいのはスマスマに出演した「坂本皇帝(カイザー)」君くらいですね。。。
    これもバラエティ番組なので「捏造ではございません。演出です」の可能性が排除できないですが。

    • mick より:

      1GO さん

      コメントありがとうございます!

      スマスマを見る限りは本名っぽいですね、ビックリです!
      このようにはっきりと裏が取れるものであれば信用に値するのですが、黄熊や泡姫は全く出てこないんですよね…

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